セーフティネット
グループ
safety NET GROUP
事業内容
生活保護施設
淀川寮は生活保護法に基づく救護施設です。利用する年齢に制限はなく、20歳代から80歳代の方が生活をしています。それぞれの利用者が抱える課題は経済的なもの、障がいや疾病によるもの、発達障がいや8050問題、ひきこもり経験者や矯正施設退所者など多岐に亘ります。そのような方々に休みなく、衣食住のサービスの提供と専門スタッフによる生活相談で心身の健康の回復を図っていただきながら、退所後の生活を視野に入れた個別支援計画をご本人と共に策定し取り組んで行きます。施設では清掃作業や内職作業を行っており、ビデオ鑑賞などの余暇プログラムを用意しています。また、一般就労をはじめ、障がい者には福祉的就労のサポートなど個別の状況に合わせた就労支援も行っています。淀川寮では一人ひとりのニーズに応えるよう様々な社会資源を活用し、利用者と密なコミュニケーションを取りながら信頼関係を大切に支援を行っています。
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生活困窮者・ホームレス自立支援センター
自立支援センター舞洲は「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」を端緒として、都市公園や河川、道路、駅舎などを起居の場とし日常生活を送るホームレス状態にある人たちの内、「就労意欲があり」かつ「働ける状態にある」人たちを対象に、就労による自立を支援する入所施設です。現在は「生活困窮者自立支援法」における「一時生活支援事業」に位置付けられています。入所後は健康診断を受けていただき就労に支障が無いかを確認します。同時に衣食住全般の支援を行い、生活リズムを整え就労に向けた準備をしていただきます。就労自立特化型施設であり、そのための様々な支援メニューを用意しています。ハローワークの職業相談員が施設に訪れて実施する職業相談や求職情報の提供、就労に役立つ技能を取得するための30種類を超える講習も利用していただくことが出来ます。また、求職活動や実際に仕事に行くための交通費などをお貸しする制度等が整っており、働く意欲を持たれた方を全力で支援する施設です。
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生活困窮者自立支援事業
生活困窮者自立支援事業とは、「生活困窮者自立支援法」に基づき、全国の福祉事務所設置自治体において取り組まれている、生活保護に至る前の段階で自立支援策を相談者に講ずる「ワンストップ」支援の仕組みの総体をいいます。当法人が大阪市から受託し運営する此花区の事業では、共同受託体を成す区社会福祉協議会と此花区役所内にある通称「9番窓口」において、法定事業である①自立相談支援事業、②総合就職サポート事業、③住宅確保給付金事業を中心に相談に応じています。「仕事を失って家賃が払えない」「就職を試みるがなかなか上手くいかず生活できない」「暮らしているマンションの高齢者夫婦が心配で」など、生活されるなかで相談したい、話したいと思ってもどこに行けば良いか分からないといった、沢山の相談者の悩みや困りごとに真摯に耳を傾け、アセスメントやプランを作成し、他機関とも連携しながら相談者の自立に向けたサポートを行っています。
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職員からのひとこと
セーフティネットグループは、生活保護施設事業、ホームレス自立支援事業、生活困窮者自立支援事業の3つの事業を運営する全国でも稀有な存在です。これら取り組む事業は、みおつくし福祉会の源流である救貧事業の今に至る形態です。社会の中で、厳しい境遇におかれ様々な生き辛さを抱えた市民への支援は、社会構造が変化し多様化した現代においても大切な取り組みであり、福祉課題の中心を成すものです。その対象は老若男女を問わず生きる糧を得る手段を失い、居場所を失くし社会との絆が切れそうにある全ての人々です。私たちは、そのような人々が自らの力を最大限に活かし適切な支援を受けることで、もう一度社会との関係性を築き直し、一人の大切な存在として生活していただく支援を行っています。それぞれの事業体が有機的に連携し協働することで、これからも大阪市におけるセーフティネットの一翼を担う存在であり続けたいと思います。そして、福祉の専門家である前に、その傍らに寄り添い続ける一人でありたいと願っています。
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